仕事でeBPFについて調査したり触ってみたりしているのですが、Linuxカーネル初心者の私にはeBPF嬉しさが今ひとつ理解できていないんですよね…
最近、Linux doundationからeBPFに関するレポートが出ていました
The_State_of_eBPF_010824.pdf (linuxfoundation.org)
このレポートの中にも、eBPFがなかったらカーネルの機能を拡張するには、カーネルモジュールを使うか、カーネル開発コミュニティに拡張してもらうしかなくて、
カーネルモジュールはマシンをクラッシュさせる恐れがあるし、開発コミュニティに拡張してもらうには何年もかかっちゃうよねって書いてありました。
この話って、Liz RiceさんのLearning eBPFってeBPFの入門本にも書いてあったんですよね
(Liz RiceさんのLearning eBPFは以下から無料でダウンロードできます)
The_State_of_eBPF_010824.pdf (linuxfoundation.org)
だけど、私はカーネルモジュールを作ったことも無ければ、開発コミュニティについてもよく知らない
それにカーネルを拡張したいと思ったこともないんですよ
ということで、カーネル拡張の煩わしさ、eBPFのありがたみを感じたいと思い、カーネルモジュールの自作に挑戦してみたいと思います。
カーネルモジュールの自作といっても、竹内覚さんの以下の記事を参考にやってみるだけですが
カーネルモジュール作成によるlinuxカーネル開発入門 - 第一回 hello world - 覚書 (hatenablog.com)
作業前のお気持ち表明で、だいぶ文章を書いちゃったので、作業ログは別記事に分けたいと思います。